夜間フォーラム
加藤秀樹さん、元大蔵省のエリート官僚で、脱藩官僚の走りのような存在です。「構想日本」は、加藤さんが主催している政策集団です。ほぼ毎月、焦点となっている話題を取り上げてフォーラムを開催しています。30日の夜、東京で開かれた144回目の会合に招かれました。タイトルは、「知事の反乱で地方分権改革は進むか?」でした。
ゲストは、医療改革に取り組んでいられる大学の医学研究者の方、地方自治体の行政改革で高い評価を得ていられる前千葉県我孫子市長と前埼玉県志木市長。それと私です。私は、内閣府の地方分権改革推進委員会の委員であることから声がかかりました。会場の会議室には、100人以上の聴衆の皆さんが詰め掛けていられました。
医学研究者の方から、新型インフルエンザの対応について問題提起がなされました。大騒動の結果は、現状では、死者も出ず、通常型のインフルエンザより軽いことが判明しました。甚大な風評被害を与えたことになります。政策を決定する実質的な権限を持っているのは、厚生労働省の一部の技術系の官僚で、ここで全てが取り仕切られる仕組みにも問題があると言われていました。
私は、現在、政府で進めている緊急経済対策について話しました。14兆円という莫大な資金を投下するといっていても各省庁バラバラで、それぞれ活用の基準を定めているので、いまだ、執行できていません。これでは「緊急」になりません。どうして地方自治体を信用して自由に資金を活用させないのか不思議でならないと述べました。
前我孫子市長と前志木市長は、いずれも住民の目線での改革を訴えられていました。住民の視点から行政の無駄を排除していけば、財源は、必ず浮くと強調されていました。前志木市長は、「地方分権改革」ではなく、「税金使用効率化委員会」と名称を改めた方が良いと言われていました。このお二人は行政の事務事業を一つ一つ必要か必要でないかチェックする運動を実践されていますので説得力があります。
あっという間に2時間が過ぎました。代表の加藤さんが議論をまとめようとされました。一言言い忘れていましたので、ちょっと時間をいただきました。「地方分権改革を通じて東京一極集中を是正しなくてはならない。」と付け加えました。会場から拍手がありました。東京で話しているのに不思議に思っていましたら、会場には、地方議会の議員の方々も参加されていました。

















