33歳
33歳。私が二十歳の時にこの世に生を享けたことになります。ほぼ親子です。28日、開票された横須賀市長選挙で、33歳の新人、吉田雄人さんが、現職を破って初当選しました。衝撃を与えました。若さだけではありません。横須賀市は、中央官僚が36年に渡って市長を務めてきました。その慣例に初めて風穴を開けました。
無所属で、草の根。組織に頼らず地道に政策を訴える。お金もかけない。典型的なボランティア型の選挙だったようです。現職は、元自治省の官僚で、独自候補を擁立した共産党を除く政党の市議などが支援しました。しかも、2期目への挑戦でした。常識的には、現職の強みを活かして他を圧します。
理由は、何なのでしょう。投票率が、前回より5パーセントほど上がっています。票にして17500票ほど。票差は、4500票です。投票率を押し上げた層の投票先が勝負を決めたように思います。詳しい分析はわかりませんが、新聞報道によりますと、日に日にボランティアの数が増えたということです。普段余り政治に関わってこなかった層の皆さんが勝利の原動力であることは間違いありません。
横須賀は、戦前は、軍港を擁する軍都。戦後も在日アメリカ軍基地、海上自衛隊の基地がある町です。中央官僚でない市長の登場に政府も内心穏やかではないでしょう。防衛という国家としての最大の任務を遂行する上で支障が出るかどうか気になるところです。新市長は、市民の目線で市政を進めていく方針を明確にしています。防衛といえども市民に判りやすく説明するよう国に求める姿勢を強めることでしょう。当たり前といえば当たり前です。
国の政治の混乱も勝利を後押ししたのは確実だと思います。宮崎県の東国原知事、大阪府の橋下知事が地方の立場から過激な発言を繰り返しています。地方の時代を演出しているとも言えます。そうした空気の中で行われた千葉市長選挙では、民主党が推した31歳の市長が誕生し、横須賀では、33歳の完全無党派市長の登場となりました。大きく日本の政治が動いています。地方から。
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