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2009年1月31日 (土)

酒匂川

 263 30日、上島(かみじま)自治会の小林秀樹会長さんが、青年を連れて町長室に来られました。自治会の話しではなく、酒匂川の話しでした。小林さんらは、足柄平野を流れる酒匂川の流域、2市5町の町づくりを住民の立場から考え、活動を続けていきました。「酒匂川流域の交流ネットワーク会議」と言います。

 酒匂川の土手には、サイクリングロードが出来ています。開成あじさい祭りの時には、レンタサイクルの実験を行いました。期間中、1200人の方が利用されました。酒匂川の治水の歴史を大切にする活動にも力を入れられて、冊子や案内板を作成したりしました。

 2月28日の土曜日、午後2時より小田原市栢山(かやま)の尊徳記念館でシンポジウムを開きます。一緒に来られた青年は、実行委員会の事務局を担っていました。29歳。仕事をしながらボランティア活動です。前向きの姿勢が心地よく感じられました。

 開催場所の建物は、かの二宮尊徳の生誕の地にあります。酒匂川の治水を考える上では欠かすことの出来ない人物です。尊徳さんも足柄平野に住む子孫達の取り組みを喜んでいられると思います。今年は酒匂川の土手が築かれてから400年の節目に当たります。意義ある催しだと思いました。

 連絡先  酒匂川シンポジウム実行委員会

        小山田 090-7008-4455

                 o_yamato0920@ybb.ne.jp

2009年1月30日 (金)

異文化

263  29日、留学生と中学生の交流会があり、途中から私も参加しました。神奈川県厚木市にある神奈川工科大学へ留学している8人の学生が開成町の文命中学校を訪ねてきました。インド、タイ、中国、韓国、バングラディシュ、モザンビークなど6ヶ国の皆さんです。2年生たちが、習字、夏祭り、様々な日本の文化を紹介していました。

 花火がなぜ夏に打ち上げられるようになったのか、初めて知りました。江戸時代、八代将軍の徳川吉宗が怨霊を打ち払うために夏に花火を打ち上げたのが始りだそうです。それから花火は、夏ということになりました。最近、冬でも花火大会があります。こちらは、きちんとしたいわれがあるのでしょうか…。

261  外国人に日本の文化を紹介しようとすると、どうしても、一般的に日本の文化といわれているものにこだわってしまいます。「福笑い」をお正月の日本の遊びとして紹介していましたが、テレビゲームに押されてしまっています。インタネットやテレビゲームの「福笑い」があるのならば、そちらも紹介した方が現代の日本を伝えることになるのではないでしょうか。

262 阿波踊りを実際に踊り、紹介していたクラスがありました。うれしかったです。四国・徳島が発祥地ですが、開成町でも21年続いているお祭りですから。踊っていた2人の女子生徒、上手でした。開成町の今を伝えることも是非考えてもらいたいです。中学生のみずみずしい発想で愉快な紹介方法を考えてもらいたいです。

 名刺交換をしたタイの女子留学生の方からメールが届きました。最初は不安だったけれども、実際に触れ合ってみると、とても楽しかったですと、上手な日本語で書かれていました。又来て下さいと返信しました。ところで、中学生と一緒に給食を食べました。この世代と会話するのは難しいですね。すぐ、途切れてしまいます。これも私にとっては貴重な異文化体験でした。

2009年1月29日 (木)

意気投合

 神奈川県に隣接する静岡県小山町。自動車レースの最高峰、F1(エフワン)が行われる富士スピードウェイがあります。トヨタ自動車がレース場を買い取り、F1を実現させました。28日、社長さんがあいさつに来られました。トヨタ自動車のご出身です。当然ながら、世界経済の危機と、自動車産業の今後が話題になります。

 今の自動車産業が置かれた状況を見事に表現されました。修羅場と、土壇場と、正念場が一挙に押し寄せてきたようなものだと言われていました。恐慌といっても良い状況であることがうかがわれます。世界的に自動車は、過剰生産気味でした。そこにこの経済危機です。現段階では全く先行きが読めないようです。

 ホンダのように自動車レースからの撤退はありうるのか伺いました。F1に参戦してからまだ勝利を挙げていないし、自動車レースは、幅広い年齢層に自動車の面白さを理解してもらうきっかけであるので撤退はありえないということでした。ただ、我慢が強いられます。ハイブリッド車など環境に強い車をめぐる競争も激化するということでした。

 民間企業から見ますと、自治体は、大変だと大騒ぎしているようでも優雅に映るようです。10パーセント程度歳入が落ち込むぐらいなら何とかするのが当然というのが民間企業です。私の町は、企業からの税収の激減で、その程度の落ち込みでは済まないと説明しました。お互い、ここは踏ん張らないといけないという事情は、一緒です。妙に意気投合してしまいました。

2009年1月28日 (水)

分権改革報告73

 27日、地方分権改革推進委員会がありました。地方の税財政について専門の学者を招いて意見交換がありました。お一人は大田弘子さん。前の経済財政担当大臣です。もう一人は、上智大学法科大学院長の小幡純子さん。女性二人です。いつもは、委員である一橋大学の井伊雅子さん、一人が女性で、後は男性という中での議論です。昨日は、一挙に女性が、三人となり、雰囲気が違いました。

 私は、地方消費税に対しどのような立場を取るかが税財政論議の焦点だと思っています。地方消費税は、どの自治体もできる限り差がないように調整して配分します。格差問題が起こりにくいので、充実が求められています。地方自治体関係者、全員が一致します。さて、どう充実させるかです。国の取り分をもっと地方へ回せという考え方があります。国も財政難にあえいでいます。このような状況で果たして可能でしょうか。

 大田さんは、消費税と地方消費税とは、はっきり分けるべきだと主張されていました。私も全く同感です。税率をそれぞれ別々に決定する仕組みを導入すべきです。現状は、国税の消費税率が上がったり下がったりしますと自動的に地方消費税も上下します。地方消費税は、消費税の内の25パーセントと決まっているからです。今、消費税の税率は5パーセントです。正確には、4パーセントが消費税。1パーセントが地方消費税です。税率10パーセントになれば、地方消費税は、自動的に、2.5パーセントになります。

 これでは、地方自治体は、こと地方消費税に関しては、国におんぶに抱っこです。国が増税してくれれば自動的に地方の取り分も増えます。楽といえば楽ですが、これで、地方自治体として、説明責任を果たしているといえるでしょうか。地方自治体総体として、財源が必要ならば、独自に地方消費税率のアップを、きちんと国民に説明し、税率の改正を国に求めるべきではないでしょうか。国税としての消費税率のアップは認められなくても、地方の財源として使用する地方消費税率のアップは国民から支持を受けるということもありえます。また、そのような地方行政を展開しなくてはならないと思います。

2009年1月27日 (火)

農と商工

 26日夜、地域の農業と商工業を結びつけて活性化の道を探るセミナーがありました。会場は、かやぶき屋根の古民家、瀬戸屋敷。足柄上地域の商工会が企画しました。大鹿商工会長が、主催者としてのあいさつを兼ねて講演されました。22年前、地元の大井町で新しい祭りを始めようとした時の思い出を話されました。

 「何か新しいことを始めようとすると必ず反対が起こります。逆に反対がないことの方が怖いです。少々のことでは引かない気持ちが必要です。」と強調されました。よく判ります。パイオニアは、大変です。でも、だからこそ、挑戦する価値があります。大鹿会長が始められた大井町のひょうたん祭り、すっかり定着して町を代表する祭りとなっています。

 講師の方の話しもありました。大分県の安心院(あじむ)町の取り組みについて紹介がありました。安心院町、現在は、合併して宇佐市になっている、山間の町です。農家を民宿にしてお客さんを呼ぶ取り組みで有名です。流行の言葉で言えば、グリーンツーリズムです。自然を満喫してもらう観光です。このままでは、町がなくなってしまうという危機感からすべてが始ったと言われていました。

 私もしゃべらせていただきました。2月17日から3月8日まで瀬戸屋敷でひな祭りが始ります。婦人会が自ら始めた催しです。昨年は、3万8千人の人が来られました。全くの素人が手作りでこれだけのイベントが出来るのです。やれば出来るという典型だと感心しています。やろうと思えば農業と商工業のタイアップだって必ずできます。やる気が基本だと話しました。

2009年1月26日 (月)

稽古中

257  足柄時代劇「富士に映える陽」の上演まで一ヶ月を切りました。出演者の皆さん、稽古に熱が入ってきました。南足柄市、開成町などから44人、演劇指導をしてくださっている藤田弓子劇団のプロの俳優さん4人。年齢は、10代から70代まで幅広いです。毎週土日、集まっています。

 254 300年前の富士山の大爆発からの復興の物語です。役者さんたち、イメージを更につかもうと、噴火の後大洪水を起こした現場に出かけました。想像を絶する苦難を乗り越えて土手が出来ました。土手を更に固めるためにお祭りを始め、今も続いていることを紹介しますと、驚きの声が上がりました。

 255 上演日は、来月2月21日、場所は、南足柄市文化会館。昼の部と夜の部があります。昼の部は午後1時、夜の部は、午後6時にそれぞれ開場します。チケットは有料です。大人が1500円で、中学生以下が500円です。まだ、残っています。是非、お買い求め下さい。開成町教育委員会生涯学習課にお問い合わせ下さい。(0465-82-5221)

 

2009年1月25日 (日)

独立自尊

 24日、小田原市の経済人らの勉強会に招かれました。地方分権改革や町づくりについて話しをさせていただきました。世界的に経済が危機的な状況にあります。アメリカは、オバマ大統領の誕生によって夢と希望を演出しています。一方、日本は、依然として永田町の混迷が続いていて、強い指導力を発揮できていません。

 日本の今の現状を変革するには、地方をもっと強くし、地方から再生ののろしを上げる必要があります。全国、どの地域が、先陣を切るかです。幕末維新か戦国時代みたいです。小田原、足柄地域は、フロントランナーとなれる可能性を持っています。世界の箱根、歴史と文化の小田原、自然の足柄。連携をとって再生のビジョンを掲げるチャンスだと訴えました。

 小田原、足柄地域は、福沢諭吉と深い縁があります。福沢の療養先は、箱根でした。廃藩置県の後、小田原県が誕生し、小田原が県庁所在地となりました。初代知事の柏木忠俊は、福沢と交遊がありました。しばしば、福沢は、今の南足柄市千津島に恩人を訪ねました。その縁からその地域は、かつて福沢村と名づけられました。足柄地域の若きリーダー達が自由民権運動に立ち上がりました。国会開設の建言書を福沢に書いてもらいました。

 福沢諭吉の思想の根幹は、独立自尊。「学問のすすめ」にあるように「一身独立して一国独立」です。一人ひとりが独立してこそ、一国の独立は保たれるということです。一人ひとりの住民が独立心を養い、地域の自立を果たすことは大切と言い換えても良いと思います。地方分権時代の精神と言えそうです。福沢諭吉と縁が深い小田原、足柄地域こそ、この精神を発揮して時代を駆け抜けるべきだと訴えました。

 

2009年1月24日 (土)

異論

 23日、静岡県掛川市の戸塚市長さんが開成町に来られました。国土交通省は、地方分権改革推進委員会の勧告に基づいて、掛川市内を流れる一級河川、菊川を静岡県に管理を移す候補としています。このことについて反対の要望書を手渡されました。県の管理となると改修予算が確保できるかどうか心配だということでした。また、国土交通省のような技術力を持っていないし、災害時の対応も懸念があると言われていました。

 災害が起これば、現場に最も近い立場にある市町村長は、矢面に立ちます。国から県に管理を移して果たして大丈夫だろうかと不安感を持たれるのはもっともです。この不安感を取り除くことが出来ませんと、道路や河川の都道府県への移管は進みません。市町村長さんらのこうした不安感があって移管が進まないことは、結果的に、組織を温存したい国土交通省を利することになります。

 このジレンマを突破しませんと、国直轄の道路や河川の地方分権は、進みません。市町村長さんらが一番心配しているのは、おカネです。本当に財源はきちんと確保されるのかということです。続いて、人です。必要な人材を移すことが出来るのかということです。地方分権改革推進委員会としては、おカネと人はセットで移すことが条件であるという大前提で議論をしています。しかし、おカネをいくら、人を何人というような具体的な形になっていません。まだ、議論の途中ですので、現段階では止む得ません。

 鶏が先か、卵が先か、という話しと同じです。地方分権改革を進めようという強い意思があるのならば、道路や河川の移管を引き受けようという態度表明がまず先にあって、その絶対的な条件として、財源と人材の確保を上げるという方が筋が通ります。都道府県知事さんらは、こうした姿勢で国土交通省との交渉に臨んでもらいたいと切望します。地方分権改革推進委員会は、おカネと人の確保を明確にするよう支援します。現在の国の道路や河川の管理を変えるのは、相当のエネルギーが必要です。求める側の気概が必要不可欠です。

2009年1月23日 (金)

市民力

 22日、小田原市の「子どもと生活文化協会」の和田重宏会長が開成町に来られました。不登校の子ども達への支援を長年にわたって活動されているNPOです。セミナーを開きたいということで協力して欲しいということでした。不登校、引き込もり、ニート。社会問題となっています。一緒に考えるきっかけづくりです。貴重な催しです。応援を約束しました。

 和田さんと話しをしていて、ハッと思うことがたくさんありました。体験学習が一番必要な時期は、小学校の低学年までといわれていました。それなのに今の体験学習プログラムは小学校の高学年が中心になっているのが残念だというのです。低学年のうちに自由自在に遊びまわることから自然を覚えるということでした。低学年用の遊び場が必要だと強調されていました。

 東京品川区の1年生から4年生、5年生から中学1年生。そして中学2、3年生と区分してカリキュラムを考える方法がヒントになると話されていました。開成町では、新しい小学校づくりの最初の段階で低学年小学校と高学年小学校の建物を別々に分けたらどうかと提案しました。通学の不安から反対が多く断念した経緯があります。いきなり建物を別にしようという点に無理がありました。しかし、教育の内容、カリキュラムとなると別です。検討の余地が大いにあると思いました。

 不登校が始り出す最初のうちは、学校教育のほうで対処するのが適当ですが、それ以上進んでしまうと福祉分野のセクションが中心となって相談していくことが望ましいということでした。行政の連携、あるいは、組織の改革です。子ども担当の専門部署を設けているところもあります。開成町の場合、まずは、町長部局の保健福祉部門と教育委員会の連携強化が大切です。不登校などの子ども達や家族の相談の窓口の連携を密にするか一本化しなくてはなりません。

 和田さんは、いわゆる教師ではありません。でも、教育という問題を不登校という切り口から見つめ続けてこられました。その体験に裏打ちされた発言は、説得力があります。教育は、教育委員会や教師達が独占するものだという感覚が急速に古いものとなろうとしていることを強く感じました。こうした市民の力と協力し合って、より良い方向を目指していくことが出来るかがいかに大切か、再認識しました。

2009年1月22日 (木)

現場視察

251  21日、新しい小学校の建設現場を見て回りました。起工式の代わりに行いました。町の議会議員、自治会長、学校建設に関してこれまで論議に加わってこられた関係者、PTAの代表らも一緒でした。25000平方メートル。広いです。二階建ての校舎を建てることが出来ます。

 あいさつでアメリカのオバマ新大統領の誕生のことを触れました。「海の向こうのアメリカでは、オバマ大統領が誕生しました。経済苦境に陥っているアメリカに、夢と希望をもたらそうとしています。」とちょっと大げさに切り出しました。

253  「一方、開成町も、世界的な経済の落ち込みで税収が激減しそうで、財政が極めて厳しくなっています。その開成町にとって希望の地は、この小学校の建設現場です。この時期に新しい小学校を建てることが出来ることは幸せです。みんなで力を合わせて素晴らしい小学校を創っていきたいです。」

 あらかじめ小学校の用地が確保してありました。建設にあわせて用地も新たに求めなくてはならないとしたら資金繰りは、とても無理でした。諸先輩の皆さまの努力に感謝しなくてはなりません。11月には建物がほぼ完成します。開校は来年の4月となっています。

2009年1月21日 (水)

アメリカ

 アメリカ合衆国、初めての黒人大統領が誕生しました。テレビ画面で見る限り、熱狂の嵐に包まれているように見えます。私は、アメリカという国のしなやかさとしたたかさを見せ付けられているように思えてなりません。ブッシュ前政権の末期、アメリカ経済はどん底に突き落とされました。アメリカ産業のシンボルともいえる自動車産業の大手3社、ビック・スリーの存続が危ぶまれる事態です。

 そこにオバマ新大統領の登場。実態の深刻さは、どこかに消し飛び、アメリカの夢の時代が再び訪れるかのような錯覚に陥りそうです。今のアメリカにとってオバマ大統領の存在はなくてはならないものです。様々な人種が入り乱れた国の経済危機です。黒人大統領の誕生がなければアメリカの結束は難しいでしょう。しかも、あの弁舌です。アメリカ人の魂を揺さぶります。オバマ大統領の誕生のドラマ、アメリカという国の懐の深いしなやかさを感じます。

 世界の期待感を高める効果も当然期待できます。オバマ大統領は、大規模な景気対策を断行するとしています。しかし、アメリカ政府は、財政赤字でお金がありません。国債を発行して借金で景気対策をせざるを得ません。誰が国債を購入するのでしょうか。外国に期待せざるを得ません。オバマ大統領の誕生は、アメリカという国を未来に期待を抱かせます。国債購入の促進材料になると思います。したたかな経済戦略に見えます。考え過ぎでしょうか。

 オバマ大統領に対する過剰ともいえそうな期待感。そこから生まれる夢。このエネルギーは、すごいものがあります。アメリカの経済の再生を果たし、世界的な平和への一歩を踏み出せるかもしれません。一方で、アメリカの経済の深刻さは、夢で解決できるほど甘くはないかもしれません。国内経済でつまづき、世界への指導力を発揮するどころではない事態に陥る危険性もたぶんにあります。しばらくの間、続くであろう熱狂の時が過ぎた辺りからオバマ政権は、正念場を迎えることになると思います。一期目の後半辺りからでではないでしょうか。

2009年1月20日 (火)

審査

Photo  19日、開成町の一年間のイベントなどを撮影した写真の審査がありました。町の花、あじさいとお茶畑。水田のあぜ道に植わっているのが、開成町のあじさいの売りでしたが、水田がお茶畑に変わりました。お茶が人気ですので農業振興策として力を入れています。教育長賞です。

Photo_2  あじさい祭りと並ぶ町のお祭り。阿波踊り。上島(かみじま)自治会の紫水連(しすいれん)の演技です。前に向かっているような錯覚に捉われる作品です。紫水連は、17日に行われた松田警察署の武道始め式でも演技を披露してくれました。商工振興会長賞です。

Photo_5  刈り取った稲を農家の方がまとめています。手作業です。開成町でもほとんど見られなくなりました。背景に白い新型ロマンスカーが走っています。昔ながらの農作業と新型ロマンスカーのコントラストが見事です。議会議長賞です。

Photo_6  300年の伝統を誇るかやぶき屋根の古民家、瀬戸屋敷でのひとこま。訪れた車椅子の方にお茶を進めています。ほのぼのとした温かみがじんわりと伝わってきます。心地よいです。題名は、「おもてなし」。こんな光景をあちらこちらで見ることが出来る町を創りたいです。町長賞です。

 

2009年1月19日 (月)

目標

 お正月気分を完全に抜いて、全開しなければならない時期に入りました。今年の目標をもう一度再点検してみます。とにかく新しい小学校を建設することが何よりも最優先されます。この極めて厳しい財政事情の中で20数億円かかるのですから容易ではありません。しかし、今の小学校の児童数から考えて限界に来ています。予定通り来年4月開校です。今週21日に建設現場で工事説明会があります。

 地方分権改革推進委員会の取り組みも大切です。国がデザインして、地方自治体が従うという国と地方自治体のこれまでの在り方を根本から変えようという改革です。その議論の場に参加できるというまれに見る機会を活かすことなく、おざなりに対応するとしたら、ばちが当たります。もちろん町長という立場を原点にしますが、国全体のことを考えて、時には、立場を超えてあるべき姿を語ることを目指します。

 地方分権改革推進委員会に参加させていただいてから、様々な地方自治体の首長さんや職員の皆さんと接点が出来ました。「このままでは国が衰退してしまうのではないか。」「もっと住民と一緒に思い切った町づくりがしたい。」、熱い思いを持っていられる方がたくさんいらっしゃいます。現場で実践されていますので説得力があります。そのような同じ熱い心を持っていられる方々と一緒に地方に根ざした国づくりを発信したいです。

2009年1月18日 (日)

武道始め

247  17日、足柄上地域を担当している松田警察署で武道始め式がありました。管内1市5町の市長や町長、県議会議員、歴代の警察署長さんらが勢揃いします。このような武道始めの光景は、私達の地域しかないと思います。警察署との直接のつながりが強いことが判ります。

 248 警察官による柔道や剣道にももちろん声援が飛びますが、それ以上に、松田警察署の警察官らが指導している少年、少女の試合の方が熱くなります。父兄の皆さんやコーチが夢中になって、叱咤激励の応援をします。その度に会場に笑いがおきます。和やかですが応援する方は、真剣そのものです。

249  昨日の武道始めには、いつもと違う趣向を盛り込んでいました。開成町の阿波踊りチームが模範演技を披露しました。突然、私にマイクが振られ、司会者から阿波踊りのことを紹介して欲しいと言われました。

 演技してくれたチームは、昨年の阿波踊りコンテストで第三位に入賞しました上島自治会の連です。町内の連が入賞するのは、初めてのことで快挙でした。若いリーダーがメンバーを引っ張りまとまりの良さが売りです。上島にある駐在所のおまわりさんの計らいでした。町のPRにもなって気持ちが良かったです。ありがとうございました。

2009年1月17日 (土)

合力祭(ごうりきさい)

 265 16日、神奈川県と足柄上地域の五つの町で運営している福祉施設でお祭りがありました。「合力の郷(ごうりきのさと)」、心の病を患っている皆さんが作業をしたり、レクレーション活動をしたりして自立を目指しています。入所しているのは、20人ほどで、入所している方が仕事場を案内してくれました。作業を通じて人と話しをすることで、徐々に恐怖感が和らぎ、自立への一歩が踏み出せるということでした。

264  開成町からスポーツ公園のごみ拾いの仕事を請け負っていて助かりますと言われました。ハッとしました。急速な経済事情の悪化で厳しい予算をすることを職員に求めていますので、来年度予算をカットしていないか心配になったからです。すぐに、一緒にいた職員に調べさせました。カットしていないとの返事でした。ほっとしました。よく配慮して予算編成してくれていると思いました。おカネ回りが苦しいからといって削減して良いものばかりではありません。

 あっという間に一月も半分が過ぎました。そろそろ梅の花、早咲き桜が気になってくる頃です。開成町は、瀬戸屋敷でひな祭りがあります。婦人会が手作りで始めた催しが、4万人近くの来場者がある大きなイベントに育ちました。来月17日から始ります。今年からは入場料を300円いただくことになりました。町に頼らず運営するためには資金が必要なので有料化に踏み切らせてもらいました。

 古民家のかやぶき屋根と朱色のおひな様、色とりどりのつるし雛、映えるんです。職員が宣伝用の名刺を作ってくれました。東京に出かけることも多いので、大いに宣伝に努めます。あじさい祭りと同じように町の名前を発信するイベントにするよう広告塔の役目を果たさなくてはなりません。

2009年1月16日 (金)

卒論の町づくり

 今春、卒業される大学生や専修学校の皆さん、卒業論文や卒業作品、提出の時期だと思います。締め切りが迫って焦りまくった記憶があります。学生にとって悩みの種の卒論の執筆を応援し、町づくりに活かそうという提案を受けました。発想に驚嘆しました。

 提案を持ってこられたのは、足柄の歴史再発見クラブの顧問の大脇良夫さんとメンバーの井上三男さん。大脇さんらは、1707年の富士山の大噴火とその後に発生した酒匂川の洪水の歴史を掘り起こす作業を手始めに足柄地域の歴史に新たな光を与える活動を展開されています。お2人とも民間企業のOBの方で、素人から研鑽を積まれました。

 富士山の噴火と洪水をテーマに卒業論文を書こうとしている学生を支援し、論文の発表会を行うことになりました。きっかけは、昨年の8月、足柄の歴史再発見クラブが発表展示を行った時、熱心に展示物を眺めていた学生に声をかけたのがきっかけです。その学生は、水害の歴史を卒業論文にしようとしていました。そこから交流が始りました。

 3月1日に開成町民センターで、4人の学生が卒業論文について発表します。いずれも酒匂川の洪水についてです。地質学、歴史学、コンピューターグラフィックスの分野からの発表です。私も是非聞きに伺いたいです。卒論を支援し、発表会を行うことで足柄地域を対象とする研究を深めるてがかりになります。

 大脇さんらは、足柄地域には、この外にも卒業論文に相応しいテーマの宝庫だといっています。二宮尊徳、北条早雲といった歴史上の人物、丹沢、神縄・国府津。松田断層といった地学、世界の箱根がありますので観光学のテーマも豊富です。学生たちに大いに学んでもらい、そのみずみずしい発想を町づくりに活かしていくべきだと提言されています。進めて行きます。

2009年1月15日 (木)

分権改革報告72

 14日、地方分権改革推進委員会がありました。年が明けて最初の会合です。地方自治体に対し国の基準に従うことを求めていたり、国との協議などを義務付けている4076項目について、関与を緩和すべきだと昨年12月勧告を出しました。今度は中央省庁から勧告に対し回答がきます。当然、対立するでしょう。この回答を受けて更に具体的な勧告をまとめます。

 国の関与を弱めることは、地方自治体の仕事を大きく変えます。何でもかんでも口を差し挟んでいる現状を改めることは、地方自治体が自分の頭で考えて住民のための仕事をすることでもあります。福祉施設を造る場合、国の基準を参考にしながらも地域にあった基準を自ら作り、建てることになります。お伺いを立てるやり方を変えなければなりません。地方自治体にとって挑戦です。

 おカネの話に入ります。国と地方自治体の税の配分は、平成18年度で国が54兆1千億円、地方が36兆5千億円です。実際の歳出額は、国が41兆円で地方が59兆円です。なぜこのような逆転現象が起きるかというと、国が集めた税金の一定割合を地方交付税交付金という形で財政の厳しい地方自治体に配分しています。国から地方自治体に配分する補助金などがあるからです。

 そうであるならば最初から仕事量にあわせて税金を直接地方自治体が徴収できるようにした方が合理的ですし、国からおカネの配分がなくなれば地方自治体への関与が緩くなり、地方自治体の自由度が増します。すぐに実行すれば良いではないかと思われるはずですが、これが、簡単にはいきません。

 東京のように税収が豊かな地域と、そうでない地域があるからです。地域によって余り偏りのない税金を選んで地方自治体の税金としませんと格差が一気に拡大します。消費税が一番格差が少ない税金です。地方へ回す消費税を増やせば良いことになります。これには、財務省が首を縦に振りません。消費税は安定した財源です。国として福祉に使う財源に充てるべきだと主張します。複雑な連立方程式を解くみたいなものですが、これを突破しませんと、地方分権改革は、絵に描いた餅になります。

2009年1月14日 (水)

自主消防

 1 13日は、毎年、町の消防出初式。朝冷え込みました。快晴でした。消防団の晴れ舞台です。108人の定員ですが、若干欠員が出ています。遠くに通勤するサラリーマンの人が多くなっていますので、確保が難しくなっています。

 そうなりますと、消防団以外の、自治会単位の組織が地域の防災力を高めるためには、大切になってきます。昨日は、四つの自治会が参加してくれました。このうち、円中(えんちゅう)自治会の自主消防隊が模範演技をしました。隊員20人、平均年齢70歳。消防団経験者の方がリードしていました。まだまだお若い。

1_2  会場が一番賑わうのは、保育園児の鼓笛隊による防火キャンペーンです。父兄の皆さんが子どもの姿を見にきます。昨年は、天気が悪くて中止になりましたので二年ぶりの演技でした。「火遊びはしません。」とみんなで宣言して終わりました。出初式のスターです。

 午後、小田原市役所内にある記者クラブに出かけました。来月の21日に南足柄市文化会館で上演する時代劇の宣伝のためです。タイトルは、「富士に映える陽」、女優の藤田弓子さんが演技指導をして下さいました。1707年の富士山の大噴火により私達の祖先の方々は、壊滅的な被害を受けました。その苦難の克服の物語です。

 263 一般の参加希望者を募りました。現在、チケットを販売中。開成町教育委員会にお問い合わせ下さい(0465-82-5221)。現在、100年に一度の経済危機と言われています。経済と自然災害との違いはありますが、危機は、危機です。いかに乗り越えたか、ヒントをつかんでいただければと思います。

2009年1月13日 (火)

「ありがとうございます。」

258  12日、町の成人式がありました。男性が105人で、女性が64人。極端に男性が多いです。理由を聞き漏らしてしまいました。あいさつで、10日の全国大学ラグビー選手権の決勝戦のことを話題にしました。優勝した早稲田のキャプテンが、テレビのインタビューで今の気持ちを聞かれて「やばいっす!」と答えたことについてです。

 「なぜやばいのか、意味がわかりません。誰か教えてくれないですか?」と聞いてみました。すると一人の男性が「これまでになく、非常にうれしい。」という意味だと教えてくれました。そういった意味で「やばい」を使うのか、初めて知りました。若者言葉は、難しいですね。

 話しを続けました。「でも、二十歳の皆さんが直面している現状は、文字通りの意味で『やばい』です。こんなに経済が悪くなると、就職だって大変です。既に働いている人にとっても、環境は、容易ではないと思います。特にこれから就職する人は、本当に自分が何をやりたいのか真剣に考えて欲しいです。」と呼びかけました。

 成人式のお祝いの言葉にしては、厳しい内容だったと思います。しかし、100年に一度と言われる経済危機です。豊かな時代に育った若者が始めて直面する危機だと思います。乗り越えるためにはどうしたらよいのか一人ひとり考えて欲しいです。生半可な気持ちでは、上手く行きません。

262 最後に、新成人を代表してお礼の言葉がありました。男性でした。出席した新成人みんなに起立しようと言いました。そして、感謝の意味を込めて全員で「ありがとうございます。」と言おうと呼びかけました。「ありがとうございます。」が会場に響きました。形式に捉われないあいさつに驚きました。時代を変えるのは、若者の発想です。

2009年1月12日 (月)

新世界

 11日、柄にもなくクラッシックのコンサートを聴きにサントリーホールに行きました。正確には、クラッシックファンの妻に連れられてといった方が良いですが。チェコスロバキア出身の作曲家、ドヴォルザークの交響曲第9番が東京交響楽団によって演奏されました。この曲は、「新世界より」という名前が付けられています。聴いている内に歴史が思い浮かびました。

 ドヴォルザークは、19世紀末の1892年から95年まで、アメリカに滞在しました。新世界、アメリカの文化に触れ、この交響曲を作ったからです。当時のアメリカは、躍進の時代の一歩手前にありました。希望に溢れていました。それから一世紀余りが過ぎ、今、アメリカは、繁栄のシンボルであった自動車産業をはじめ経済の極端な落ち込みにあえいでいます。

 ドヴォルザークがアメリカに滞在していた頃の日本は、日清戦争に勝利して国じゅうが湧いていました。これで一流国の仲間入りが出来るのではないかと思ったからです。アメリカと同じように希望がありました。その日本も現在、アメリカに連動して経済がひどい落ち込みです。更に政治が混迷し、強力な対策が取れずにいます。

 100年前、すでに、その後の日本の行く末を案じていた人物がいます。文豪夏目漱石です。代表作「三四郎」の中に有名な一節があります。熊本から上京する三四郎は、汽車の中で出会った老人から「日本は滅びる。」と断言されました。なぜ夏目漱石は、こうした作品を書いたのでしょうか。夏目漱石にとって日本の危機の源泉は、常に外、外国から刺激を受けて、表面的にまねして行動する文化にあると考えました。

 夏目漱石は、外発性と呼んでいます。本来ならば、文化は、自ら生み出さなくてはならないと訴えているのです。夏目漱石の警告、現代日本にも依然として有効だと思います。特に政治の世界において。何事も、常に、外、特にアメリカの後を追いかけて問題解決を図るという姿勢が顕著だからです。そのアメリカが弱体化しました。いい加減に日本として進むべき進路を自らの責任で明確に打ち出すべきだと思えてなりません。新世界の曲から思わぬところに発想が跳びました。

2009年1月11日 (日)

やばいっす!

 10日、全国大学ラグビー選手権の決勝戦を見に東京の国立競技場に行きました。忙中閑ありというよりは見ないと落ち着きません。私にとっては、毎年恒例の行事となっています。但し、ひいきの早稲田大学が決勝まで進出するという条件がつきます。今年の早稲田は、選手権の出場を決めるためのグループ戦で二敗するなど調子が出ませんでした。

 ところが大学選手権に入ってから徐々に実力を発揮して、ついに、決勝で初優勝を狙う帝京大学に20対10で勝利しました。早稲田のキャプテンは、才能豊かな選手ですが、どちらかというと自由奔放。早稲田のスローガンは、「ダイナミックチャレンジ(大胆な挑戦)」でした。監督は、この選手をキャプテンに選んだことが、ダイナミックチャレンジだと言っていました。

 決勝戦では、持てる才能を十二分に発揮し、キャプテンが大活躍しました。監督の眼力に敬意を表したいです。勝利を常に要求される伝統ある大学で、これまでないリーダーを据えたのですから、失敗したら、責任問題です。しかも途中、二敗したのですから、心の内は穏やかではなかったと推測します。最後は、互いの信頼感なのでしょう。監督とキャプテン、年の差を越えて分かちがたい絆が築かれたと思います。勉強になります。

 さて、キャプテンの優勝インタビュー。「今の気持ちは?」「夢をみているみたいです。」「今年の早稲田のスローガンは、ダイナミックチャレンジですね。」「やばいっす!」「どうやばいのですか?」「後で文書で提出します。」「最後に一言お願いします。」「やばいっす!」NHKの全国放送で流れていましたので、聞かれた皆さんも多いのではないでしょうか。キャプテンのユニークさがよく出ていたと思います。でも、現代の若者、ボキャブラリーが乏しいという陰の声も出そうですね…。

2009年1月10日 (土)

足の投票

 9日は、年始のあいさつに出たり、逆に訪問を受けたりしました。どの場所でも、まず、最初に景気のことが話題に出ます。何とかしのぐしかないというのが企業の実情です。中小企業の経営者の方とトヨタ自動車の話になりました。本体があれだけ苦しむとすると、下請けはどうなっているのか、心配されていました。

 トヨタは、カンバン方式で有名です。在庫を極小まで少なくする経営です。このトヨタ方式に対応するためには、下請け企業が迅速に対応することが不可欠です。下請けは、いつ発注があっても良いよう、在庫を用意して準備せざるを得ないはずです。急激な経営悪化は、下請け企業にとって、在庫の山を意味します。苦しみ抜いていることは間違いありません。

 わが開成町も、新年度の予算編成が進んでいます。報告を受けました。何とかやりくり算段するメドがついたといったところでしょうか。基金として積み立てていたおカネ、開成町版の埋蔵金です。これにも相当手をつけませんとやっていけません。財務課長ら担当職員の努力には、本当に頭が下がります。でも、新小学校の建設に向けて財源の手当てができたことは、本当にうれしいことです。ここに光を見い出したいです。

 全国的にこれだけ企業からの税収が激減しますと、企業誘致合戦にも影響が出ます。世界的な経済の悪化があれば、日本の優良企業もまたたくまにその荒波に巻き込まれることが判りました。全国の自治体、誘致にブレーキがかかるのではないでしょうか。それに代わるのはなんでしょうか。私は、人の誘致も、その一つだと思います。極論ですが、日本人であろうが外国人であろうが大富豪に住んでもらえれば、翌年から住民税収は、はね上がります。

 大富豪に狙いを定めるかどうかは別にして、自然環境を守り、教育や福祉のサービスの充実を図るとともに、質の高い住宅地を提供することで個人住民税の増収を図ること。これも目指す方向の一つです。住民は、住む場所を選びます。足の投票というそうです。その投票に勝てるような町を創る必要があります。

2009年1月 9日 (金)

500人

 雇用問題が、大きな社会問題になっています。横浜市は、職を失った非正規労働者を500人、臨時職員として3月末まで採用すると発表しました。6日、横浜で開かれた労働組合の賀詞交換会であいさつに立った中田市長が構想をちらりと紹介していましたので、注目していました。かなり思い切った案です。

 採用期限が切れた後も職業訓練校での研修や市内の企業への就職のあっせんも行うとのことです。経費は、6000万円。一方、神奈川県も人手不足が目立つ介護分野などへの就職紹介活動を強化すると発表しています。この取り組みも評価したいです。一方で仕事がない人がいて、一方で、人手不足の職場があるのは、悩ましいですが、現実です。典型的なのが介護職場です。少しでもミスマッチの解消につながればと思います。

 雇用対策は、国が、出先機関のハローワークを通じて行うのが通常ですが、決して、国の専売特許ではないということを示しています。今回のように連携をとって雇用確保を図るのも現状では止むを得ませんが、本来ならば、都道府県や大都市が、中心になって行うのが望ましいです。地域の実情を知っているのは地方自治体ですので。

 それでは、私の町のような小さな町で何ができるかです。開成町の場合、企業からの税収の激減に対処するための緊急措置に大わらわですので、横浜市のように予備費を使って雇用するというわけにはいきません。でも、未曾有の財政難であっても、新しい小学校の建設は、20数億円かけて実施します。町の一般会計の半分強です。私は立派な、景気対策であり、雇用対策につながる判断だと思っています。

2009年1月 8日 (木)

禁煙条例

 7日は、神奈川県主催の賀詞交換会が横浜のホテルでありました。こういった場で必ず話題になるのが、「受動喫煙防止条例」。禁煙条例といった方がわかりやすいかもしれません。松沢知事が強力に推進しています。6日の労働団体の賀詞交換会は、別のホテルで開かれました。松沢知事は、テーブルに灰皿があるのを取り上げて「灰皿がある新年会は、今年で最後かもしれない。」とあいさつし、笑いを誘っていました。

 昨日の会合では、来賓として招かれた榎本県議会議長がやはり禁煙条例のことを取り上げていました。注目したのは「決して全面的に対立する条例ではない。」と述べていたことです。神奈川県が全国に先駆けて、受動喫煙を防ぐ条例に取り組んでいくという知事の姿勢は、評価すべきだという判断があるからだと思います。榎本議長のあいさつを伺っていて紆余曲折はあるものの着地点は見い出せると思いました。

 私は、法律に明確に書かれていないことを条例として県独自に取りまとめるのですから、万が一、条例が正当なものかどうか訴訟沙汰になった場合の対応が気がかりでした。十二分に法律的にも検討を進めた上での条例化だとの県の説明を聞いて理解しました。であるのならば、条例は、早期成立させるべきだと思います。神奈川県から発信して全国に広げていくという松沢知事の熱意が事態を動かしていると思います。

 開成町では、「開成町きれいなまちをつくる条例」を現在検討中です。この中に喫煙者の責任としてタバコのポイ捨てをしないことを盛り込む考えです。この条例は、まちをクリーンにすることを目的に策定しますが、視点を広げて、町民の健康を守る観点から、受動喫煙を防ぐことを一緒に考えることもできると思います。県の受動喫煙防止条例の議論の行方を見ながらよく議論していきたいです。

2009年1月 7日 (水)

自治事務

 6日、今年最初の三役部長会議がありました。国会論戦の焦点となっている定額給付金に加えて「子育て応援特別手当」があります。担当部署より説明がありました。3歳から5歳までの子で、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる第二子以降の子どもに対し一人当たり3万6千円を支給します。開成町では、320人ほどが対象になると予想しています。麻生政権の「生活対策」の一つです。なかなか事務作業は厄介です。対象者が多い大きな自治体は、てんやわんやでしょう。

 定額給付金もそうですが、法律が成立すれば、市町村は、従わざるを得ない構造になっています。それでいて、「地方の自主性」などという言葉を持ち出して、所得制限をかけるかどうかは地方で考えてくれと言われます。小難しい話になりますが、今回の仕組みは、国政選挙の事務のように国が本来果たすもので、法律などに基づいて地方自治体に委ねる事務(法定受託事務と言います。)ではありません。地方が行っている大半の事務は、こちらの方に入ります。「自治事務」と名前が付けられています。

 でも実態は「自治」という名前に程遠いものがあります。制度設計は、国で決定してしまい、地方の関与はできません。都合の良いところだけを地方の裁量に委ねるという形式をとって自治事務とするのはいかがなものかと思わざるを得ません。定額給付金は典型です。麻生政権においては、地方分権改革を掲げ、地方の自主性を高めるとの政策を掲げています。地方の自主性とは全く無関係のところで重要な政策が決められ、結果として、「自治事務」とされて下ろされてくるやり方は、地方分権改革の趣旨からしても、首を傾げざるを得ません。

 こうして政策決定が出来る背景には、指針を決めて制度設計をするのは、あくまでも国であり、決まった事柄について都道府県や市町村が従うのは当然だという意識が根強くあるからだと思います。国が親で、地方自治体は、子であって、言うことを聞かないのはおかしいという気持ちがあるのでしょう。しかし、子どもも成長します。いつまでもこのようなやり方を許していてはなりません。地方側がきちんと自己主張できる協議の場を設けて、納得した上で、政策が決定できる仕組みを導入すべきです。

 

2009年1月 6日 (火)

天・地・人

H21_023  5日は、町の賀詞交換会でした。消防や社会福祉、スポーツなど各方面で貢献があった方々に対する表彰式もあわせて行われます。町に二つある駐在所のうちの一つ、吉田島駐在の福井幸二さん、この3月で定年です。様々な方々から、是非、表彰して欲しいと要請がありました。これほど町民に愛された駐在さんは少ないと思います。

 H21_039 子ども達にも表彰状が贈られました。開成小学校のバレーボールチーム、初めて全国大会に出場することが出来ました。自転車の安全な乗り方大会で優秀な成績を収めた小学生も表彰されました。子ども達が活躍できたのは、多くのボランティアの皆さんの協力があるからです。

 町長のあいさつでは、始ったばかりのNHKの大河ドラマのタイトル「天地人(てんちじん)」を借用させていただき話をしました。現代社会、日本国内は、戦乱こそないものの大転換期で、戦国時代のようなものです。地方が主役となる時代を創れとの声は高まっています。これが天の時です。このチャンスを活かせるかどうかが問われます。

 地の利があるところが有利です。開成町は、人口も増え、勢いがあります。首都、東京にも、世界の観光地、箱根にも近いです。人の和がなければ成功しません。開成町は、自治会を中心に町民の参加意欲が強くまとまりの良い町です。開成町は、地方の時代の一翼を担える要素を十二分に持っています。

 確かに今は不況に苦しんでいますが、ここを力を合わせて乗り越えれば、希望の光となることができる町です。まずは、新しい小学校の建設から始めようと呼びかけました。この時期に子どもの数が増えて、学校を造れるのは、類まれなことです。先輩の皆さまの計画的な町づくりの成果ですので、この点を大いに発信していきたいと述べました。

 それにしても、天地人の主人公、上杉家に仕えた直江兼続(かねつぐ)、あの戦乱の世の中に「愛と正義」を掲げ、しかも「愛」の印の入ったかぶとを被り、時代を駆け抜けました。権謀術数が渦巻く戦国の世に光を放っています。私、あまりドラマは見ないのですが、このドラマ、興味があります。現代においても、時代が求めている最強のキーワードは、「愛」ではないかと思えるからです。

2009年1月 5日 (月)

新年ごあいさつ

257  新年明けましておめでとうございます。今年も「町長のティータイム」、宜しくお願いいたします。三が日、素晴らしいお天気でした。日本海側は、雪で大変でしたが、私たちの方は、快晴=開成でした。初日の出もばっちりでした。気になったのは、富士山の雪が少ないことです。温暖化の影響でしょうか。地肌が見えているところが多いです。

 Photo 平成21年、2009年は、急激な景気後退の真っ只中で、新年を迎えました。日本の経済は、アメリカを中心に輸出することで支えられてきました。しかし、アメリカの経済危機と円高で、その構造が根本から覆されようとしています。突如、日本の経済を引っ張ってきたけん引車がエンストを起こしてしまったようなものです。

 財政直撃です。開成町でも企業からの税収は、激減必至です。このショックをどう乗り来るか、一筋縄ではいきません。でも、町の担当職員、頑張ってます。何とかしのぐプランを立てています。町長に就任してから、副町長をはじめ、年功にこだわらず、若手の職員の登用を進めて来ました。彼らが、全体をリードしてくれています。こうした職員体制の下で一緒に仕事が出来ること本当にうれしく思います。

 大変革の時代、地方が主役となる時代が目の前です。しかし、待っているのではなく、地方自らが、時代を創っていかなくてはなりません。開成町は、小さな町ですが、子どもの数が増え、勢いがあります。首都圏に近いし、世界的な観光地に隣接しています。町民の皆さまの参加意欲も高いです。開成町が、地方の時代の先駆けとなるよう走ります。まずは、新小学校の建設です。この時期に新しい小学校を建設できる意義を内外に伝えて行きます。

 全国各地で、このままではいけないという使命感に燃えて、特色ある町づくりにまい進していられる首長や職員、数多くいらっしゃいます。今年は、そうした皆さんと積極的に連絡を取り合って、地方の側から日本の新時代を切り開くため、意見交換を重ねたいと思っています。地方に根ざした語り合いの中から説得力のある構想が生まれてきます。これこそが、日本の新時代を創る元だと確信しています。

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